
maho
こんにちは。宮台麻帆です。
私たちは、マネーゲームの中で生活し、移動し、存在しています。取引という言語を通じてお互いを理解しています。誰しもお金が必要で、誰もがそのために働きます。お金が介在したものに触れることなく、1日でも生活できる人はほとんどいません。
だからこそ、私たちの心は自分がお金に依存し、ゲームの一部となっているという事実に正面から向き合うことに抵抗します。
お金が生命エネルギーだと知っていても、それがなければ日々の生活は成り立ちません。
ただ、お金のゲームとしての側面を理解することで、お金を使ってゲームをプレイするときと、ほかの通貨——愛、スキル、知識、手づくりのもの——を使ってプレイするときを、意識的に選択できるようになります。
お金を使って手に入れた、自動車や洋服は、はたして自分の生命エネルギーを差し出すほどの価値があるものなのでしょうか??
また、お金にまつわる思い込みも、ゲームの基本設計の一部です。
・一番多くのおもちゃに囲まれて亡くなった人の勝ち
・テクノロジーを最新のものに買い替える
・流行に乗る 等々
(参考本)