
今までは、お金の使い方に対して意識を高く保つことで、自分の生命エネルギーを大切にすることを書いてきました。
ここからは、時間の正しい使い方にこだわることで、自分の生命エネルギーを大切にすることについて書いていきます。
おそらく一番時間を使っている「仕事」についてです。
生命エネルギーは貴重であり、限りがあります。仕事に投じる時間から得られる対価を最大化することで、生命エネルギーを大切にすることができます。
皆さんの仕事の目的とは何でしょうか? 今、雇われ仕事をしている方は、なぜ、その仕事を選んだのでしょうか。職場にいくモチベーションは何でしょうか。
・お金を稼ぐ(生活のため、将来に備えるため、経済的自立に到達する等)
・安心感を得る(自分の会社での居場所を確保するため、将来的な退職金を得るため等)
・伝統(代々、ある職種に従事しており、その伝統を引き継ぐため)
・社会貢献(他者や社会、世界に貢献するため、自分の役割を果たすため等)
・学習するため(新たなスキルを習得するため、刺激とチャンレジを求めるため等)
・権力(他者に影響を与えるため、自分の分野で成功して目立つため等)
・社交(同僚とつながりを楽しむため等)
・時間管理(生活に秩序あるリズムを与えるため等)
色々あると思いますが、雇われ仕事をする目的は、給料をもらうことでしょう。
給料以外の上記に関連する目的が満たされているときはいいですが、満たされない場合、仕事に満足していないという感覚を持つことでしょう。では、お金を稼ぐことを除くすべての目的が、給与を伴わない活動によって満たすことが可能だと発想を転換してみたらどうなるでしょうか。仕事への関わり方は大きな転換点を迎えます。
仕事には、2つの側面があります。1つはお金で、もう1つは、お金とは切り離された人生における多くの前向きな目標を果たすことです。
仕事と雇われ仕事を混同せずに、(単に衣食住を確保するためにやっていることが、生きる意味や目的、満足感をも提供するものだ)意識を解放することです。
仕事を、シンプルに人生の真の目的のために行うことだと再定義すると、①雇われ仕事は衣食住を確保するためにお金を稼ぐものと、②人生の目的を果たすという意味での仕事と区別することができます。
(参考本)