
今回は、質問3についてです。
前々回で 質問3 もしお金のために働く必要がなくなったとき、このお金の使い方はどう変わりますか?
→いまのライフスタイルを維持するためにお金を稼ぐ必要がなくなったとき、お金の使い方がどう変わるのか想像してほしいという問いです。
とご紹介しました。
質問3では、仕事があなたにとってどれほど負担になっているのかを見積もり、仕事以外の人生により明確に焦点を当てます。
「もしお金のために働く必要がなくなれば、どの支出を減らすのか、もしくは増やすのか」を自分に問いかけてみてください。
支出カテゴリーの3番目の欄に、支出が減ると思うのであれば「-」(もしくは下向き矢印)を、増えると思うのであれば「+」(もしくは上向き矢印)を、変わらないと思うのであれば「0」を記入してください。もし具体的な金額を思いつくのであれば、別の行にその金額を記入してください。使用するのは、「ステップ3 毎月の支出表を作る ②」の3-1の表です。
それぞれの支出カテゴリーについて、もし生活のために働く必要がなくなれば、そのカテゴリーの支出はどう変わるのかでしょうか。
質問3を通して、どのように感じたでしょうか?雇われ仕事に大半の時間を捧げていなければ、生活費をかなり抑えられるかもしれません。子供の保育園、家の修理、娯楽等は、仕事をしていて時間がないために、お金で解決する必要がありました。
経済的自立とは「自分のニーズを満たすためのお金を必要としなくなる」という意味を内包することに気づくでしょう。数十万、数百万ものお金をかけて、あらゆることを代行してもらえるほどのお金持ちになるという意味での経済的自立とは、真逆の経済的自立です。
それでは自分の収支表をご覧ください。
「-」(下向き矢印)をつけたカテゴリーをすべて探してみてください。
質問1(差し出した生命エネルギーに見合う満足感を得ている)を満たしていないサブカテゴリーはどれですか?
質問2(このお金の使い方は価値観や人生の目的と調和している)を満たしていないサブカテゴリーはどれですか?
雇われ仕事をする必要がなければ支出額が大きく減るサブカテゴリーはどれですか? その中に一定のパターンは見られますか? 自分自身について新しく学んだことは?
ここで得た情報や気づきを活用して、価値観や目的をさらに明確にしましょう。
現時点で、人生の目的や心の中の尺度が明確でなくても心配しないでください。一部の人にとって、このプログラムは自分の価値観や目的を明確にするプロセスでもあります。毎月これら3つの質問に答えるだけで、満足感や人生の目的に対する理解は必ず深まるはずです。これは、情報を集めるプロセスです。明確に数値で表すことで、無意識かつ中毒的なパターンが明らかになります。
罪悪感や自己批判によって自分を変えようとしないことが大切です。すべてのカテゴリーが「0」、もしくは「+」になるまで、支出を調整していくことが大切です。
(参考本)