
このステップでは、それぞれの支出カテゴリーで使った金額について、次の3つの質問を自分にし、お金の使い方を評価していきます。
質問1 差し出した生命エネルギーに見合う充足感、満足感、価値を得ましたか?
→あなたのお金の使い方が夢に向かって生きているときに感じるような幸福感をもたらしているのかを問うものです。
質問2 その生命エネルギーの使い方は自分の価値観や人生の目的と調和していますか?
→そのお金の使い方があなたを夢に近づけているのかを問うものです。
質問3 もしお金のために働く必要がなくなったとき、このお金の使い方はどう変わりますか?
→いまのライフスタイルを維持するためにお金を稼ぐ必要がなくなったとき、お金の使い方がどう変わるのか想像してほしいという問いです。
質問1は、あなたのお金の使い方を評価する方法の1つです。
この質問を念頭に置きながら、それぞれのサブカテゴリーを見てください。
もしその生命エネルギーの使い方から大きな満足感を得ており、そこに使う時間を増やしたいのであれば「+」もしくは上向きの矢印を「ステップ3 毎月の支出表を作る ②」の3-1の表の空欄に入れてください。
もしほとんど、もしくはまったく満足感を得ていないのであれば、「-」(もしくは下向き矢印)を記入してください。
別によくも悪くもないのであれば、「0」を記入してください。
この作業で、どの支出が無意識の(もしくは中毒的な)ものであり、満足感とは真逆の方向に生命エネルギーを使っているのかがわかります。思わず買ってしまうものが見つかるかもしれません。
毎月のように上向き矢印、下向き矢印、ゼロを記入することで、第六感的な感覚(ときには注意深い意識的な思考)によって、「十分」のタイミングで買うのをやめられる経済的筋肉が鍛えられます。
どのような支出が心の中の充足感を得ることができるのか。充足感を測る心の中の尺度を持つことができます。そうなると、幸福感をもたらさないものに生命エネルギーを使う、ということがなくなってきます。
質問2、質問3についての説明は次にします。
(参考本)