
「経済的自立とは」は、他の記事でも書いていますが、(「経済的自立とは①」)、もう少し、書いていきます。
皆さんは、「経済的自立」と聞くとどのようにイメージをされるでしょうか。使い切れないほどのお金を持つ、要はお金持ちになる、というのがよくあるイメージだと思います。これは、物質的なレベルでの経済的自立です。では、この「お金持ち」とは何でしょうか。
お金持ちとは相対的なものです。自分よりお金を持っている人がお金持ちです。ほとんどの人よりもお金を持っている人がお金持ちです。
「人はお金持ちになりたいのではなく、ほかの人よりもお金持ちになりたいだけだ」by ジョン・スチュアート・ミル
つまり、私たちの誰もがお金持ちになれたときには、すでにお金持ちではないのです。
お金との関係で、自分がコントロールできるようになると、真の経済的自立の定義がわかり始めます。
「お金か人生か」で提唱している「経済的自立」とは、あなたが金持ちかどうかは関係なく、十分なもの、プラス少しのぜいたくを持つ、という経験のことです。
十分な満足度曲線の頂点のことです。(「満足度曲線の頂点」)
十分+少しのぜいたくを経験するための最初のステップは、自分の心を開放してあげることです。そうするまでは、いくらお金を貯めても、あなたが解放されることはありません。
十分を経験することで、お金にまつわる無意識の思い込みから解放され、お金の問題から生じていた負の感情から解放されます。
経済的自立に到達したとき、お金が人生で果たす役割を決めるのはあなたで、周囲の社会や人ではありません。
お金はコントロールできないものではなく、人生において意図時に利用できるものになります。
(参考本)